
こちらはJAZZのハモンドオルガン奏者
JACK McDUFF(ジャックマクダフ)様。
George Benson(ジョージベンソン)様と一緒にバンドを組んでいた頃の
ジャケットです。
(お誕生日は敬老の日)9/17は
JACK McDUFF様の
お誕生日です。
Moppyがニューヨークで出会ったのは晩年のことでしたから
生きておられたら今頃おいくつになられているかなー?
日本では
9/17は
敬老の日にあたりますので
故人を偲んで思い出話を少し致します。
(シーマンと魚)JACK McDUFF様は船乗りのようなお帽子が
トレードマークだったことから
Moppyは
Seaman(シーマン)おじちゃんと呼んでいました。
(ほんとはミュージシャンなのでお船とは
全然何の関係もないのですけれどね。でもお仕事で
海外にも行かれることから遠洋漁業のイメージと
重なってそう呼んでいました)
ある時冗談で
「
シーマンおじちゃん、今日は大漁に釣れた?」
と聞いたところ
「
釣れたよ。ツーだ」
手の甲をこちらに向けて指2本立てるおじちゃま。
「
え?2匹だけ?」
遠洋漁業だと大きな網をかけて大漁にまとめて釣る
イメージがあるから少ないような気もしたのですが
シーマンおじちゃんは大いばりで
「
そうだ!ツーだ」
と言って中腰に立ち上がって
人差し指一本を立ててMoppyの頭の上をポチっとおさえて
「
ワンだろ」
もう一人の女の子のお友達の頭にも続けて人差し指でポチっと押して。
「
ツーだ!」
Moppy達「
キャー捕まえられたー」
なんてはしゃいでいました。
どうやらMoppy達を、釣った魚にみたてて
冗談にのって下さったようです。
シーマンおじちゃんは、
ジョークもうわてでした。
その頃は、片足を痛めておられて杖が手放せなかったので
追いかけごっこまではできなかったですが
年齢差を感じさせないくらい
楽しいおじちゃまでした。
(豪快さ)ご飯を食べに行くと、メニューに一応目を通すおじちゃま。
でも奥の店員さんに
「
おーい。何でもあるもの適当に全部もってこい」
って言うからびっくりしちゃって
「
お、お、おじちゃま、そんなに食べれないってば」
と袖を引っ張って焦ったことも思い出の一つです。
シーマンおじちゃんの
豪快さがツボにはまっちゃって
笑いが止まらなくなったMoppyでした。
(音楽話)でも音楽の話になるとまじめでした。
「
こっちの音楽はどういうのを知ってるんだい?」
洋楽という意味の英語がちょっとピンとこなかったから
「
こっちって何?」と聞き返すと、
「
アメリカかイギリスの音楽だ。例えばこれだ」
といって
ビートルズ様の
Yesterdayを
くちずさんで歌ってくれました。
「
それ、知ってる知ってる」
「
そうか。じゃあそんな感じで何か好きな曲はあるかい?」
「
ホイットニーヒューストンさんが大好き」
と即答すると、
「
おー!ホイットニーが好きなのか!!
おじちゃんは、ホイットニーがデビュー前の
子どもの頃からの知り合いだよ」
「
エーーーーーーーー!?!?!?」
Moppyが興奮した以上におじちゃまの方が興奮気味でした。
ちょうどウォークマンの中に好きな曲を入れて
持ち歩いていたのでおじちゃまとイヤホンを半分こして
聴かせてあげました。
ほんとに
ホイットニーヒューストン様の曲を
入れて持ち歩いているのを知って
おじちゃま急にしみじみし始めて
「
数字では売れているのは知っていたけれど
ほんとにこうして海の向こうまで届いているんだなと
今実感できてすごく感激したよ・・・
ホイットニーが好きなのか・・・・そうかそうか。嬉しいよ」
ホイットニーヒューストン様の成功を
自分のことのように喜んであげて
感無量な表情になったおじちゃまを見て
もしかして
愛情深くて優しい人なのかもしれないと
印象が変わっていった瞬間でした。
ホイットニーヒューストン様が立ち寄った所とか教えてくれたりもしました。
おじちゃまといると、どこかでLIVEを終えたミュージシャン達が
集合かけたわけでもないのに自然と集まり始めるのですが
みんなを
家族のように思って接して声かけてあげていて
ボスの器のある方でした。
日本の音楽のことにも興味深々で
「
ところで日本では、どういうのが流行っているんだい?」と聞くから
ウォークマンに入れていたお気に入りの
日本の曲を
聴かせてあげましたら、他のミュージシャンも
「
俺も聴かせてくれ」
と言って半分こしていたMoppyの方のイヤホンを
とりあげてしまいました。
日本語の歌詞はわからないからメロディーだけを
真剣に聴いている様子でした。
息をとめて瞬きも止めているのかと思うほど集中モードで
固まって聴いておられました。
実はその曲、
ラブバラードなのです(笑)。
ラブソングだとは知らずに
シーマンおじちゃんと他のおじちゃまが
隣同士に座ってイヤホンを半ぶんこして
(左右の線が短いから)身を寄せ合って聴いている様子は
ちょっぴり
かわゆかったです。
そんな
シーマンおじちゃんのことも
2-3年前くらいの
JAZZ特集だったかな。
日本のNHKラジオで偶然聴きました。
「
チャーミングな演奏をするJACK McDUFFさんです」
というDJさんのご紹介コメントとともに
曲が流れたことがありました。
「
おじちゃまの曲も日本で流れていたよ」
と教えてあげたらきっと喜んでくれただろうなと思うと
他界した今はもう伝えられないことが残念でなりません。
イヤホンの先を空に向けたら聴いてくれるかな。
JACK McDUFF様は、
おちゃめで
豪快な所もあって
何気に
包容力もあって思い出すと、くすっと笑えるシーンが
昨日のことのようによみがえるようです。
(大きな手)余談ですが
シーマンおじちゃんの指長いんですよ。
手を合わせてみると、Moppyの手より指の関節が
2つ分くらい長かったです。
ハモンドオルガン奏者だったから
指が長いというのは
鍵盤楽器を弾く上で有利ですよね。
最後にHappy Birthday シーマンおじちゃん.
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ご覧頂ありがとうございます。
posted by Moppy at 23:59|
音楽(ミュージシャン)
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